【10分でわかるプラスチック洗浄と表面改質レポート】
~追記・技術編1~
Addilional・Technogy
- 一般的にプラスチックの洗浄剤についての区分、範囲の基準がない。むろん洗浄後における評価の基準もない。理由は、プラスチックを洗うという歴史がなかった事に起因する。昨今、アジアから、この技術が求められ始めている。なぜならば、品質において直結するからなのです。
- 水洗浄は(純水含)最も危険な洗浄である。いずれも、水が乾く時、帯電を引き起こすからである。
- 吸水率については基本ピースを純水に12h~48hに浸水し、その基本ピースの重さの差を計算して数値化する。材料メーカーでも吸水データはありますが、加工されたワーク(例えば成形品)で測定を行ない、材料メーカーのものと比べる事が望ましい。ただ、水の吸水率であって、溶剤の吸水率ではない事を、お忘れなきよう願います。
- プラスチックの洗浄液と言えば、代表的なものとして、アルコール類になるだろう。例えばメタノール、エタノール、IPAなどがあるが、下記の表で、注目すべき点は、分子量に関係するが、粘性の違いである。つまりメタノールが適しているが、劇物扱いとなる為、換気を組み入れた装置化が必要となる。エタノールは別としてIPAであるが、広く多く一般的に使われているが、爆発性が高く、こちらも第二種有機溶剤中毒予防規則に該当することをご存じでない方が実に多い。そして意外に粘性が高く、精密な洗浄にはあまり向いていない。
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